広島県内農業ニュース

江田島産キュウリ/収穫最盛

2016.06.07
県内農業

 呉・H28.5 春夏きゅうりJA呉の特産品の一つとして振興が進む江田島産キュウリの収穫が最盛期を迎えている。江田島産キュウリは、同JAの野菜販売高の30%を占める基幹作物だ。

 産地を支える江田島市江田島町の江田島野菜出荷組合胡瓜部会は、部会員27人で栽培面積は延べ8ヘクタール。4月から7月にかけて出荷する春夏キュウリと10月から1月にかけて出荷する秋キュウリを主に生産している。

 若い生産者も順調に育っている。2012年度から江田島市が行う新規就農研修制度を修了した2人が就農し、7月にも1人が就農予定だ。

 部会の山田隆見組合長らはこのほど、JAの重本貞雄組合長を訪れ、春夏キュウリの出荷が順調なことを報告したほか、担い手の育成や産地拡大について意見交換した。

 部会の山田組合長は「順調に生育し、収穫している。サラダや浅漬けにしても歯ごたえが良いので、ぜひ消費者の皆さんに楽しんでほしい」とアピールした。

 JAの重本組合長は「生産者とJAがタッグを組み、農業者の所得増大を目指す。消費者の皆さんに江田島産キュウリをより知っていただくためにPRを行っていく」と話した。
(呉)