広島県内農業ニュース
「広島みかん」販売強化に向けて/広島カンキツ販売担当者会議の開催
2016.11.01
県内農業
県産ミカンの出荷が本格化した事を受け、JA広島果実連は10月25日、広島市で「広島カンキツ販売担当者会議」を開いた。西日本の市場青果会社と県内JAの販売担当者が一堂に会して今年産の販売方針を協議した。会議では全国的に温州ミカンの下方修正がある中で、想像以上に熟度が早く果実体質が弱くなっている事を確認し、熟期の再確認と選別選果を徹底してロス軽減に努める事を申し合わせた。
JA広島ゆたかの森岡幸雄課長は「産地が誇る高糖度のこだわり商材を前面に出し、間もなく始まる贈答需要を有効活用して販売をけん引すべきだ」と呼びかけ、JA三原の土井博典課長は「一般販売から外れがちな大玉、小玉の販売企画を再構築して有利販売し、農家所得の向上を目指したい」と話した。またJA呉くれ選果場の今田隆司場長は「県発祥品種『いしじ』を12月の県産ミカンの顔として大々的にPRしたい」と話し、JA尾道市備後みかん選果場の高垣伸司場長は「産地と市場の連携を強化し広島らしい販売を展開したい」と呼びかけた。
(南部)