広島県内農業ニュース

ダイコンのような極太ゴボウを収穫/神石郡神石高原町

2017.12.12
県内農業

 神石郡神石高原町の竹下民江さん(80)は11月下旬、ゴボウの収穫作業に励んでいると、土の中から直径6センチ、胴回り19センチ、長さ55センチの極太ゴボウが3本姿を出し、「まるでダイコンみたい」と近所の人を驚かせている。

 竹下さんも「10年以上ゴボウを作っているが、こんな巨大ゴボウ見たことない。このゴボウのように来年も太く長く根を張った良い年になれば」と目を丸くする。やわらかくゴボウ独特の香りも高いので、きんぴらや煮つけにして家族で味わう予定だ。
 竹下さんは例年並みの3月下旬、5アールの畑に種をまいて、いつも通り育てた。

 極太のゴボウは3本とも約900グラムあった。育てる畑は標高500メートル前後にあり、冷涼な気候で独特の粘りのある土でゴボウ栽培に向いているという。竹下さんの育てるゴボウは福山市内の小売店に送り出し、神石高原町産ゴボウとして人気が高い。(広島・ふくやま)