広島県内農業ニュース

自己改革実現へ 総代に説明

2019.02.20
県内農業

 JA広島中央は、話し合いを徹底して改革の実現を図っている。2月に地区ごとに総代を集めた意見交換会を全14会場で開き、JA自己改革の進捗状況について約550人の全総代に説明。要望や評価を反映させて組合員に求められる改革を継続する。

 総代との意見交換では自己改革の重点10項目の具体策や進捗、成果を報告。全組合員調査や今年度新たに取り組んでいる農業関連事業、平成30年7月豪雨の対応策などを説明している。向陽地区で開いた意見交換会では、総代から「市の農業委員会との連携も深めて荒廃地防止に取り組んでほしい」「豪雨災害からの農業の早期復旧に引き続き支援をお願いしたい」など、期待が寄せられた。

 JAは2016年度、自己改革推進本部を設置した。経営刷新中期計画を基に、65項目の具体策や年度ごとの数値目標を明確にした自己改革の行程表と進捗状況表を策定。全事業所を横断した指示と管理の徹底で、改革に取り組んでいる。総代には2016年度から毎年、進捗状況を説明し、意見や要望を事業に反映させている。

 自己改革推進本部の岡本昌代室長は「組合員の声を聞く活動を活発にすることで確実に改革を進め、地域に貢献していきたい」と話した。(広島中央)