広島県内農業ニュース
秋作ブロッコリーの出荷始まる
2013.10.16
県内農業
JA広島北部管内で秋作ブロッコリーの出荷が始まった。今月下旬から出荷が本格化するのを前に8日、JA営農総合センターで出荷協議会を開き、収穫前の管理や出荷規格の確認など意識統一を図った。
今年は他産地の出荷ピーク時期と重ならないよう、9月下旬からの収穫を目指して8月初旬に定植した。水不足が心配されるためJA営農指導員は、生産者に9月中旬から畝への潅水をするよう指導した。潅水をしっかり行った畑の生育は、順調だが全体的にはブロッコリーの生育が遅れ、収穫が本格化する時期も例年並みとなった。
JA営農指導員は、A品の基準となる玉締まりの良いものを出荷するために収穫の朝取り、夕方取りの場合は保冷庫へ入れ鮮度を重視すること。単価の良いL規格サイズ(花蕾の直径が12.5センチ)で収穫する。圃場を良く観察して、適期の収穫と管理の徹底を呼びかけた。
秋作ブロッコリーは、JA管内で生産者51人が7.8ヘクタールで栽培している。出荷の9割以上は県内のスーパーへ供給し、管内の安芸高田市給食センターへも供給している。出荷は11月末まで続く。
(広島北部)