広島県内農業ニュース

JA庄原の加工場で広島菜の漬け込みすすむ

2013.12.03
県内農業

 JA庄原の広島菜加工場では、広島菜の漬け込み作業が連日行われている。JAの広島菜漬は防腐剤、人工着色料などを一切使用せず、減塩にこだわっているのが特徴。毎年、贈答品やお歳暮用として全国各地から注文が入るほど人気が高く、JAを代表する特産品の一つとなっている。今年も広島菜特有の風味が豊かにおいしく仕上がり、冷え込みが増すにつれて作業のピークを迎え、12月末までに約200㌧を漬け込みする。

 原材料の広島菜は、農家18戸が3.2㌶の面積で栽培している。9月中旬に播種を行い、11月中旬から収穫が始まった。残暑が厳しく雨が少ない天候が続いたが順調に生育し、加工場には大きく生長した良質の広島菜が次々と出荷されている。

 加工場では、塩と漬け込む荒漬けをし、水洗いの後、中漬けを行う。トウガラシや昆布などと一緒に袋詰めして完成。贈答用の広島菜漬は2㌔詰め(2700円)から6㌔詰め(5600円)まで4種類ある。鮮やかな広島菜漬は食欲をそそるふるさとの味だ。

(庄原)