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【ひろしま・三原】高齢者助けあい組織 ふれあいサロン700人利用

2025.06.03
県内農業

 【ひろしま・三原】高齢者助け合い組織JAひろしま三原地域はなみずきの会は5月16日、三原市のJAビルで総会を開いた。会員やJA職員など28人が出席。2024年度事業報告と25年度活動計画など2議案を承認した。
 同会は協力会員108人で構成し、安心して暮らせる豊かな地域づくりを目指して助け合い活動を展開する。積極的に研修会や情報交換を行い、福祉に対する理解者の輪を広げ、地域のニーズに合った福祉活動に取り組む。
 24年度は、地域の利用会員に向けて歌や体操、認知症予防などを行う「ふれあいサロン」を計31回開き、延べ約700人が参加。前年度より開催数と利用者が増えた。協力会員研修会では、専門の講師による認知症予防や体操などの講座を開き、各支部で取り組む福祉活動に向け知識習得に励んだ。
 本年度も引き続き、脳と心と体を統合的に活性化する心身機能活性療法や、転倒と尿失禁を予防するJA介護予防運動「JAてんとうムシ体操&JAみつばち体操」などを取り入れ、「ふれあいサロン」を展開する。
 同会の味木寿美恵会長は「今年度も行政や社会福祉協議会などの関係機関と連携し、高齢者の生きがい活動、助け合い活動に取り組んでいきたい」と話した。
 総会後は心身機能活性療法の「ゲーゴルゲーム運動療法」や「心身脳運動」を行った。