広島県内農業ニュース
【福山市】「ちゃぐりんフェスタ」を展開し地域の暮らしに寄り添う取り組みを強化
2025.09.02
県内農業
JA福山市は、第30回JA広島県大会で決議した「組合員・地域とともに食と農を支える協同の力」の確実な実践に向け、取り組みを進めている。組合員や地域住民の暮らしに寄り添い、新たな交流の場や接点づくりの推進を強化するため、今年度は管内各地域で「ちゃぐりんフェスタ」や料理教室、生活購買品を活用したイベントなどを積極的に展開する。
8月8日と20日には、福山市千代田町の食と農の交流館で「ちゃぐりんフェスタ」を開催し、2日間で小学生や保護者ら39人が参加した。フェスタでは、夏野菜をふんだんに使った栄養満点のカレーや、ミニトマトとイチゴジャムを組み合わせたパフェ作りに挑戦。カレー作りではトマトが苦手な子どもも一生懸命に調理に取り組み、「自分で作ったからおいしく食べられた」と笑顔を見せた。また、ほ場ではナスやオクラなどの収穫を体験し、野菜クイズで品種や栽培方法を学ぶなど、食や農について楽しく理解を深めた。
「ちゃぐりんフェスタ」は各地域で年間を通じて取り組み、今後は沼隈地域や駅家地域などで開催を予定する。さらにフェスタの他にも、家の光協会の記事を活用した講習会や、JA全農の商品を題材とした料理教室や即売会など、生活に身近なテーマを取り入れたイベントで、組合員・地域住民を募る活動を積極的に展開。気軽に参加でき、楽しんで交流できるよう工夫を凝らして地域との絆を深めることで、身近で親しまれるJAの実践に取り組む。